コーディングを支える技術

を読みました。
ググれば書評はたくさんあるんですがせっかくなので。

プログラミング言語概論といえばいいのでしょうか。
プログラミング言語の歴史を元になんでそうなっているかを紹介していく感じ。

C++Pythonや他にも色々コード片が出てきますが、解説のための例示で大抵は直後に解説があるので別にその言語を全く知らなくても問題はないです。
各項目に対して深く掘り下げているわけではないので、何らかに興味を持った場合は自身で注釈を追っかけて行く必要がありますが、URLの参照があったりと誘導されている場合が多いです。
ただ、巻末に参考文献リストはあっても良かったのでないかと。

個人的な意見としては5章の関数でスタックに触れ、再帰にも触れているのだから注釈程度でいいからスタックオーバーフローについても触れてよかったんではないかなと思います。
大抵の言語で再帰が使える一方で、言語や再帰の呼び方次第ではスタックオーバーフローで死んでしまうなんて事は、再帰を知って嬉々として使った場合に遭遇する事の上位だと思い込んでいます。そうであってくれ。
なんて思ったんですが著者の補足記事が色々あるみたいですね。
コーディングを支える技術著者公式ページ

プログラミングに触れて言語のルールにやたらと「なんでこうなっているの?」と聞いてくる人にもとりあえず投げておけそうな本でした。
本文は目次などを除くと200ページくらいでサクっと読めてしまうので合間の時間埋めにも悪くなさそうです。